王者 アドリアーノモラエス(ブラジル)
アメリカントップチーム所属
33歳 身長173センチ 61キロ(ONEフライ級)
MMA戦績 20勝3敗
4KO10の一本勝ちとフィニッシュ率が非常に高く柔術黒帯ながら打撃もかなりの殺傷能力があるオールラウンダー RIZIN王者の堀口恭司と同門ATT 前回はデメトリアスジョンソンを膝蹴りでKOし王座獲得 防衛戦でも若松佑弥にギロチンチョークで勝利している
挑戦者 デメトリアスジョンソン(アメリカ)
AMCパンクレイション所属
36歳 身長160センチ 61キロ(ONEフライ級)
MMA戦績 30勝4敗1分
6KO12の一本勝利 バックボーンのレスリングをベースにパンチ、蹴り、タックルをスイッチしながら全ての攻撃を混ぜながら相手を翻弄しコンビネーションのバリエーションがMMAファイターで世界でトップクラスに多彩でUFC時代にはUFC史上最多連続防衛記録となる11度の王座防衛に成功してP4P1位にもなった事のあるオールラウンダー
試合開始序盤はデメトリアスジョンソンは構えをスイッチしながらサイドの動きを使いプレッシャーをかけて戦い対するモラエスもサイドよ動きを使いお互いケージを広く使い戦います
お互い自分の距離で戦おうとしますがお互い譲らずかなりレベルの高い攻防します
デメトリアスジョンソンが左構えにスイッチしてからのミドルキックをモラエスがキャッチしテイクダウン、上になってからは柔術黒帯のモラエス選手が上手くコントロールをしデメトリアスジョンソンはなかなか立てません
モラエスのグラウンドコントロールもよかったのですがフィジカルに少し差があるのでなかなか立つのは難しいと思いました
当日の体重はわからないのですが一回りくらいモラエス選手が大きく見えたのでグラウンド状態になるとかなりそこに差が出るなと思いました
2ラウンドはモラエスが膝をあげ前蹴りのフェイントからのハイキックがあたりデメトリアスジョンソンが少し効いてモラエスが追撃しますがデメトリアスジョンソンがタックルに入りますがスプロールされタックルを潰されて上から膝蹴りを打ちます
なんとか立ち四つ組みになり壁に押し込みデメトリアスジョンソンが膝蹴りを打ちますが足をキャッチされテイクダウンされます
デメトリアスジョンソンも下から三角などを狙いますが柔術黒帯のモラエスは対処が早いのでなかなか極まりません
上からパウンドを打ち終始試合をコントロールしてたモラエスが圧倒していきます
正直この時は何回やってもデメトリアスジョンソンはアドリアーノモラエスに勝てないと思いました
それくらい差を感じたしモラエスがチャンピオンになってからめちゃくちゃ強くなったしかなり勢いに乗ってるなとも感じました
しかしデメトリアスジョンソンは全く焦っている様子もなく淡々と同じペースで攻め続け3ラウンドはモラエスの攻撃がめちゃくちゃ見えていて貰わずに多彩な攻撃を見せ肘や裏拳などを打ち攻撃の引き出しの多さが見えました
モラエスは1.2ラウンドの攻め疲れが少し見えたような気がしてモラエスの攻撃パターンをデメトリアスジョンソンが読んできてスピードも若干落ちてきたのがその要因かなと思います
モラエスは手数が減っていきデメトリアスジョンソンがプレッシャーをかけモラエスは下げさせられてる様な印象自分で距離を取って広く使っているのではなくデメトリアスジョンソンのプレッシャーによって下げさせられている状況なので流れが段々とデメトリアスジョンソンペースになっていきます
しかしまだポイントでは1.2ラウンド取っているモラエスが優勢だと思います
4ラウンドの展開としてはモラエスがグラウンドの展開で勝負しようとしテイクダウンを何度か狙い蹴り足をキャッチしたり四つ組みの展開になったりしましたがデメトリアスジョンソンが対処し打撃で勝負します
デメトリアスジョンソンはペースが全く変わらずスタミナが切れている様子が全くありませんでした
蹴りから入ったり蹴りのフェイントからパンチを入れたりパンチで打ち合いになると胴タックルで四つ組みになったりとデメトリアスジョンソンがプレッシャーをかけ先手、先手で動いていて試合をコントロールしていました
最後は膝を上げて蹴りのフェイントからの右ストレートからの膝蹴りでデメトリアスジョンソンの4ラウンド3分50秒KO勝利
前回は膝蹴りでモラエスがKOしそのリベンジを同じ技でやり返したのがとてもカッコよかったですね
KOした後追撃せずに立ち去る姿、時間差で周りが失神した事に気付くのもとてもカッコよく今年のベストバウトの試合だったかなと思います
これで1勝1敗になってONEではこの2人が頭1つ以上実力が抜けているように感じるので今後やる可能性があると思うのでとても楽しみですね
以上ですありがとうございました😊