プロフィール
カマルウスマン(35歳)ナイジェリア
戦績21戦20勝1敗
身長 183センチ リーチ193センチ
バックボーン レスリング 大学時代にNCAAディビジョン2で優勝しオールアメリカンに3度選出され44勝1敗の記録を残した。
後に柔術の黒帯も取得している
チーム ONXスポーツ
アフリカ出身者及びナイジェリア史上初のUFC世界王者 パウンドフォーパウンド1位 TUF21優勝
レオンエドワーズ(30歳)ジャマイカ、イングランド
レオンエドワーズ選手は出身はジャマイカで9歳からイングランドで育ったそうです
MMA戦績 23戦19勝3敗1ノーコンテスト
身長188センチ リーチ188センチ
チーム チームレネゲードBJJ&MMA
ブラジリアン柔術(紫帯)
ウスマン選手はUFC15連勝中とこの試合に勝てばUFC最多連勝記録のアンデウソンシウバ選手の16連勝と並びますのでとても大事な一戦となります
対するはUFCウェルター級ランキング1位ノーコンテストを挟んでエドワーズ選手は9連勝中
連勝前に最後負けたのがウスマン選手で約7年ぶりの再戦となります
7年前はウスマン選手がテイクダウンを奪い終始ウスマン選手が試合をコントロールし判定3-0でウスマン選手が勝ちました
今回の試合は開始早々サウスポーのエドワーズ選手が関節蹴り、インサイドのローキック、ステップのスピードを見てかなり軽快で動きがいいなと、思いました
序盤に最初にエドワーズ選手から組みにいき逆に倒されてしまいますが立ち方が非常に上手く自分から仕掛けていくのはとてもいいなと思いました
もちろんレスリング能力はウスマン選手の方が高いのですがストライカーのエドワーズ選手が打撃を生かすにはタックルを混ぜる事はとてもいいなと思いました
2回目の組みの展開でもしっかり脇を刺して状態を殺してから外から足を掛けてテイクダウンを奪いマウントポジションを奪いました
テイクダウンディフェンス100%のウスマン選手から1ラウンド目からテイクダウンを奪ったのはかなり衝撃的でした
マウントポジションからバックマウントへの移行もかなり上手く何度か首を取れそうになる場面がありエドワーズ選手が優勢で1ラウンド終了
ウスマン選手勝ち予想でしたが1ラウンドを見終わった時にエドワーズ選手があまりにもよかったので勝つのではないのかなと思いました
しかしウスマン選手がラウンド終わりの表情を見たら少し笑っていて余裕があるように見えました
そして2ラウンド目からのウスマン選手はさすがで左ジャブからプレッシャーをかけエドワーズ選手はずっと金網を背にする状況
ウスマン選手のプレッシャーが強く左ジャブがとても上手いので前出ても左ジャブが上手いので前に出れず金網を背にしたら上下にパンチを散らしながらタックルを奪いテイクダウンダウンからのグラウンドコントロールとウスマン選手の流れに完全になっていました
ウスマン選手はかなりのフィジカルの強さがあるので前に出て掛ける圧力も半端じゃないと思います
前に出てるウスマン選手に対してはテイクダウンを奪うのはかなり困難だと思います
左ジャブがとても上手いので相手を下げさせて前に出させない能力がとても高いのでこのペースに入ったらどうしようもないと思います
エドワーズ選手が1ラウンド目よかったのは関節蹴りやインローを蹴っていたのでそこでタックルを混ぜる事によって上手く行っていたのだと思います
関節蹴りは特にもっと出してもいいのかなと思いました
エドワーズ選手は打撃が武器なのですがウスマン選手のレスリング能力があるので後手になってしまっていたのでウスマン選手ペースになっていました
エドワーズ選手は立つ能力が高いのでビビらずに勝負するべきかなと思いました(アデサニヤ選手のように)
ウスマン選手の構えは手を前に出してプレッシャーをかけながらジャブを出していて前に出しているので構えた状態から既に相手に近い位置に手があるのでジャブなどが当たりやすく前に手があるとそれもかなりのプレッシャーがかかります
エドワーズ選手はガードが自分の体に近く構えていました
キックボクシングやボクシングなどグローブが大きかったらいいのかなと思いますけどオープンフィンガーはブロッキングはあまり向いていないのかなとは個人的には思います
2.3.4ラウンドはウスマン選手が終始ペースを握りエドワーズ選手は1ラウンド取ったのですが5ラウンド目を取ったとしても負けるのでここはKOするしかない状態です
5ラウンド目もウスマン選手のパンチのプレッシャー、レスリングやグラウンドの展開でも確実にポイントを稼ぎウスマン選手勝利かなと思った所残り1分切った所でハイキック1発で逆転勝利しました
これはかなりの衝撃的KOでウスマン選手がKOで負けると思った人はほとんどいなかったのではないのかなと思います
なぜこのハイキックが当たったのか
このハイキックは偶然だったのかと思う人がいると思うので何故あたったのか自分なりに解説します
まずエドワーズ選手はこの試合ほとんどハイキックを打っておらずインローに蹴る事が多くウスマン選手は左の前手を回し流す動きと右のガードで顔を守り距離で外していました
エドワーズ選手は4ラウンドまではタックルを警戒しいつものキレで蹴りは出せていなかったのでウスマン選手に半歩ステップでずらされる事によって避けられていました
しかし5ラウンド目のエドワーズ選手のインローはいつものキレが出ていてタックル取られても怖くないと言う心理になっていたと思います5ラウンド目に入っているので
踏み込みのスピードは蹴りのキレもいつものエドワーズ選手なのでウスマン選手は距離で外すのではなくカットするような動きをしていました
ウスマン選手はカットする時に少し顔が下がり右に顔を傾けていて恐らく癖ではないのかなと思います
エドワーズ選手が右の手を前に出して目隠しをし蹴りのモーションに入った時にウスマン選手が蹴りに反応し右に顔を傾けた所エドワーズ選手がミドルハイの高さに打った蹴りが当たりKOしました
これが偶然なのか狙ってやっていたのかはわからないのですが見事なKO勝利だったなと思いました
絶対王者ウスマン選手が負けたのは衝撃的でしたがまたウェルター級がとても面白くなったなと思いました
すぐにダイレクトリマッチが組まれるのかチマエフ選手、コヴィントン選手が挑戦するのかエドワーズ選手と因縁のあるマスヴィダル選手もここに絡んでくるととても盛り上がってくるのでとても楽しみだなと思いました
2日後の8月25日はレオンエドワーズ選手の誕生日で僕と一緒なのでとても親近感があり自分も試合が近いので頑張りたいなと思いました
以上です
ありがとうございました😊