元谷友貴
身長170センチ
リーチ173.5センチ
バックボーン キックボクシング
バックボーンはキックボクシングなのですがレスリングと寝技もレベルが高いオールラウンダー
太田忍
身長165センチ
リーチ168.5センチ
バックボーン レスリング
レスリングのグレコローマン(上半身の攻撃のみ)のオリンピック銀メダリスト 世界選手権金メダルも取っているレスリングエリートです
ちなみに足を掴んでいいのはフリースタイルのレスリングです
太田選手は前回の祖根寿麻選手との試合で両脇を刺されたにも関わらず刺された両手を脇で抱えて相手を投げるくらい高いレスリング力があります
本来は両脇を刺されたらかなりフリな状況でほぼほぼ投げられる状態でも相手を投げる事ができる程のレスリングテクニックを持っていてRIZINの選手では1番高いレスリングテクニックを持っていると思います
ほとんどの選手は組んだら簡単に投げられてしまうと思うのですが打撃、寝技はまだ経験が少ないのでそこが弱点ではあります
元谷選手は打撃の距離も凄くよくて今回はガードの位置が少し低いなと思いました!
ガードの位置が低いと打撃の距離が伸びるのとタックルに対応がしやすいので凄くいいなと思いました
ガードの位置が高いと胴タックルで脇を刺されて太田選手レベルになるとかなりの確率でタックルで投げられてテイクダウンされてからのポジショニングも悪くなります
ガードが高いと低空タックルにも対応が遅れてしまうので(足との位置が離れてしまう為)太田選手のレスリング力に対応しての構えだったのかなと思いました
元谷選手は今回蹴りを多く使っていて太田選手との距離を作っていました距離を作る事によってタックルの入りも浅くなるので太田選手のタックルにも対応できます
パンチも強打せずコンパクトに連打していた為タックルにも対応しやすくなっているなと思いました
もし強いパンチを打ちそこに合わせてタックルに入られるとタックルが深く入るので簡単にテイクダウンを奪われます
それでも太田選手は組んだら元谷選手からテイクダウンを奪うのはやはりさすがだなと思いました
普通は元谷選手からテイクダウンを奪うのはかなり難しいと思うのですがさすがオリンピックレスラーだと思います
しかし元谷選手は打撃で上手く距離を作りタックルにも対応していたのでテイクダウンされてからのポジションがかなり良く1回目に倒された時も両足を太田選手の股に入れる事でスイープする事ができていました
何度か太田選手が上になる場面もあったのですが元谷選手はアームロックを狙いながらスイープしたりとレスリングにはないテクニックでポジションを上手く変えて寝ても元谷選手とはかなり差があったなと思いました
しかし元谷選手も何度か極めそうになる場面もありましたが太田選手も寝技を凌ぐ能力がめちゃくちゃ高いなと思いさすがだなと思いました!!
フロントチョークを体を回転させながら回避したり普通の選手なら極まっていたかなと思う場面もありました
しかし1番差を感じたのは打撃かなと思いました
太田選手は打撃の経験がやはり少なくパンチや蹴りの距離の伸びがあまりないなと思いました
それに身長、リーチともに元谷選手が5センチ長く元谷選手は当たるけど太田選手が当たらないという位置にずっと居たように感じました
そこでポイントになるのが踏み込みのスピードで踏み込みが速いとその距離を潰す事が出来ると思います
太田選手の場合踏み込みの時に少しベタ足気味で踏み込みの時に地面から少し浮いているのであまり距離がでないのだと思います
片足のどちらかを必ず浮かせてなるべく足はスライドさせてステップする事が大事です
スライドさせながら細かいステップをしながら打撃を当てる時だけ距離を出せば打撃を上手く当たる事が出来ると思います
堀口恭司選手がとても上手く大きい相手の選手にも上手くステップを使い距離を潰しています
同じレスリング出身のヘンリーセフード選手も伝統派空手の練習を取り入れて上手く打撃を当てる事が出来てからかなりレスリングを生かす事が出来てデメトリアスジョンソンやTJディラショーにも勝ち覚醒したと思うので太田選手も打撃とレスリングを上手く組み合わせたら覚醒するのではないかと思いました!!
ポテンシャルはめちゃくちゃ高い選手なのでこれからとても楽しみだなと思いました!!
元谷選手は3連勝して朝倉海選手とやりたいと言っていたのでそれもめちゃくちゃ見たいカードだし瀧澤選手や扇久保選手、井上選手との再戦もとても見たいと思いました!!