UFCフェザー級王者アレクサンダーヴォルカノフスキーの強さについて

現在UFCフェザー級の絶対王者でありパウンドフォーパウンドランキング2位のアレクサンダーヴォルカノフスキー選手の強さについて徹底解説してしていきたいと思います

フェザー級はRIZINで言うと朝倉未来選手、クレベルコイケ選手、ケラモフ選手、斎藤裕選手や牛久選手の階級です

ヴォルカノ選手は身長168センチとフェザー級の中ではかなり小柄ですがリーチが181センチあり遠い距離でも戦える選手です

元々はラグビーのプロ選手で体重が97キロありアマチュア時代にミドル級で83キロ以下でデビューし徐々に階級を下げて現在のフェザー級65.8キロまで落としました!

その為フィジカルも相当強く幼少期にレスリングもやっておりレスリング能力も非常に高いので本当に穴がない選手です

なぜフェザー級ではかなり小柄なヴォルカノ選手の打撃が当たるのか解説していきます

ヴォルカノ選手はオーソドックスの構えから基本的には奥手の右手はガードに徹していて右手の位置はほとんど変わりませんリーチが長い為レバー部分から顎まで届いていて急所が隠れている為これだけでもかなりのディフェンスになっていると思います

ヴォルカノ選手はオクタゴンをかなり広く使い横の動きをかなり使います

相手がオーソドックスの場合左回りの動きを使い相手の正面を取り自分が半身の状態を作ります

半身の構えの状況を作る事によって打撃を打たれる面積がかなり狭くなります

逆に相手が有利な距離になった場合はスイッチして一旦離れて距離をリセットしもう一度左回りのステップをし距離設定をし直すというかなりクレバーな選手です

左の前手を伸ばし相手の手を触ってディフェンスをしていてこの前手をセンサーにし触った所で踏み込んで左ジャブ、インサイド、アウトサイドのローキックで削ってダメージを与えて行くスタイルです

その時も右手のガードの位置は変わらないのでカウンターにも対処しています

ヴォルカノ選手は何発か攻撃を当ててから追撃はせず打った後は必ず動いてその場にはいない、ヒットアンドアウェイスタイルです

この前手を伸ばし戦うスタイルは練習仲間のイスラエルアデサニヤ選手もよく使うテクニックです

他にはジョンジョーンズ選手、キックボクシングだとペトロシアン選手などが使っています

前手を伸ばしディフェンスをし距離を測ってローキックやジャブで相手をかなり削ってポイントでもどんどん開いていくので相手は前に出るしかならない状況が出来ます

相手が前に出てきた時に合わせてディフェンスに使っていた奥手の右でカウンターのストレートを打ちます

この右ストレートはほとんどカウンターの時にしか使わず前手で距離を測っている為カウンターでもかなりの高確率で当たります

カウンターを当てた後も追撃せず当てたら動いてディフェンスに徹しています

この戦い方を徹底する事で相手は一本かKOでフィニッシュするしかない状況が出来てしまいます

選手はやはり1発いい攻撃が当たったりすると倒しに行きたくなると思うのですごヴォルカノ選手はかなり勝ちに徹しているのでこのスタイルを崩すのはかなり難しいと思います

前手を伸ばしている事でタックルのディフェンスにもなっていて前手がある事でタックルの入りが浅くなり、やはり浅い入りのタックルですとヴォルカノ選手のレスリング力やフィジカルだとテイクダウンは取る事はかなり難しいと思います

しかも常に動いていてカウンターも狙っているので特に難しいです

ヴォルカノ選手からテイクダウン取るにはやはり打撃で主導権を掴み打撃とタックルを組み合わせながら入らないとかなり難しいと思います

ヴォルカノ選手はレスリング、グラップリング能力もかなりレベルが高いうえであの打撃のスキルで徹底したスタイルとそれを1試合続けるメンタルと無尽蔵のスタミナ

ヴォルカノ選手のスタイルをもう1度まとめると

サイドの動きを使い足を止めない

前手を伸ばし距離を測りディフェンス、攻撃のセンサーに使う 右手はガードの構えに徹する

自分からの攻撃は踏み込みのジャブ、インサイド、アウトサイドのローキックがほとんど

1発いい攻撃当てても追撃せずその場にいないヒットアンドアウェイスタイル

右の攻撃は相手が距離を詰めてきた時のカウンター (入っても無理に深追いせず距離を作り直す)

このパターンを徹底しているように僕は思ったしやはり崩すのはかなり難しいと思いました

やはり小さい選手が大きい選手を倒しているのはかなり参考になるし今後ヴォルカノ選手を倒す選手が出てくるのか長期政権になるのかとても楽しみだと思います!!

自分も体は大きく無いので参考にしていきたいと思います

個人的にはベラトールのAJマッキー選手との試合が見たいなと思いました😊

以上です

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